厳密な寸法

素材に与える寸法、建材を施工するための寸法、その形をつくるための寸法など、寸法にはいくつか種類があるが、墨出しは当然人が行うので、1mm程度誤差を許容できるようにどの寸法も検討する必要がある。

 

つまり、設計者→施工者で寸法が移行する際、誤差が出る前提で寸法を決めるとすると、その寸法に求められるのは機械製品、工業製品のような精密さ、ではなく、細かくはあるが多数の事項を厳しく検証しまとめられた厳密さ、なのだと思う。

 

そのためには、基準線と起点まで導くことが必要なのだが、これがなかなか難しい。現場に対する取り扱い説明書を作る感覚(線を引く手順を記載する作業)がだんだんと身についてきて、墨出ししたときに領域寸法(仕上がり寸法)まで確認できると施工者も安心して進めることができると思う。

 

最近は壁の立ち、梁の傾き、そのようなものを細かく把握するようにしている。

 

さて空間は、、

 

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