ある図書館

湯河原で消防署へ出張。

担当物件の飲食店として消防法上、3号ロ、複合用途として16号イに該当する2階建て木造建築の事前相談をしに行った。

 

少し早めに到着して、建築を堪能。

 

道路から建物へアプローチする軸線に込めた想いを建築家から感じ取る。

 

矩形と半円を組み合わせた2階の床は円筒となるガラスブロック外壁に届かない位置で分断され、上下階の空隙を作る。

 

光庭ともいえる下階の外壁沿いにはベンチが設けられ、不目的スペースを作る。

ここがなんとも心地よい。

身を包むような円弧の内側と天に向かう垂直性を持つ空間がもたらす安堵感。

 

単純な操作で生まれる単調でない空間こそ、いい仕事と言えると思う。

 

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