本当は17日中に更新できればよかったんだけど、時間も遅く体が疲れていたので断念して今日になってしまった。
さてまず左官さんのつかう道具は何種類あるでしょうか。
回答は最後に。
10月17日。銀座建築デザイン大学がやっている講演会に足を運んだ。
今回は久住章さんと阿嶋一浩さんの対談形式での左官業についてのお話。
知らない世界があるのがいやという理由で行った。笑
講演は久住さんが手がけた事例を基に説明をしていき、阿嶋さんが合いの手を入れるというリズムで執り行われた。
この阿嶋さんというのがまた面白いことをポンッといれてくるんだよね笑
落語の話をしたかと思えば久住さんが述べたワードに反応してギャグ言ったり、仕事終わりで疲れている会社員の人たちにとってはかなり助かる合いの手じゃなかったかな。笑
まあここに内容書いてもつまらないんで話聞いて、あ、見てみたいと感じた建築を。
まず桂離宮。知ってる人も多いけど1600年代にあの市松模様をやっちゃうのは素晴らしいと久住さん絶賛。でもこの桂離宮はかなりの予約人数だから春休みとかに行く感じかな。
それから和歌山にあるホテル川久。五つ星ホテル。
ここの偽大理石で作られた青い柱を見に行ってみたい。
久住さんはこの偽大理石を知っていることには知っていたんだけど作り方を知らなかったんだって。この人の凄いのが、そのやり方はイタリアの技術なんだけど、習いに行くんだよね。
でも始めに聞いた人は教えてくれなかったんだって。
だからその人のお弟子さんで最近独立した人に結局習うことになって、、日本に帰ってきたらしい。
ここで言っていたのは海外と日本の技術の伝承の仕方について。
ドイツとかは特にそういう伝統工芸や工法みたいなのをどんなに下手で初めてやる人でもできるような教え方をする。だから小学生でも教えてしまえば誰だってできる。
けど日本は教えないことが多いんだって。
たしかに小説でもお前にはまだ早いとかそういうセリフとかあるよね。
ここが日本は遅れているところだ。とおっしゃっていた。
技法論をちゃんと作ってもっと発展させて新たな発見を生み出す方向にしないと日本はまずいと言っていた。
老人と鴨の話とかまさにそれなんだけどね。
だれか日本人で古くにこういうことについて述べてるひといないのかな。
あと京都御所の版築。ここまで美しく仕上げられるのは日本人しかいない。
と誇り高くおっしゃっていた。
見にいきたいね。ひとって美しいものに惹かれるから、現代建築に装飾が戻ってきてもいいんじゃないかなとか思ったりする。
仕事を労働と捉えている時点でなかなか難しい点はあるが。
左官さんが使う道具は1500種類もあるらしいデスよ。。
真行草という言葉も習った。知らないのがおかしいのか笑
http://www.what-myhome.net/12si/singyousou.htm
意味はこちらに笑