将来どうなっているかな自分。

学校のレポート課題をやったらいい感じに今の自分を表現できたのでそのままここにコピペしたいと思います。

 

なかなか長いですが是非一読してやってください。

 

 

 

1.第一回から第六回の講義を受けてあなたは日本の建設業、住宅産業の将来を切り開くためにはどうすればいいと思いますか?

まず住宅において考えると、人口が減少することによって空き家がどんどん増えていること。これは今日本が抱える問題の一つである。にも関わらず新築がどんどん建ってしまっているという矛盾がある。しかもそれは会社などはわかった上でやっていることに問題があると思う。確かにお金を稼いで会社をしっかりやっていこうというのはわかるがそれは個人の利益であって国の利益には結局ならないと思う。さらにこれは施主側も考え方を変えていかないといけないところで、自分もおそらくその考え方になってしまうが、家が欲しいとなったら新築で買いたいものである。建築界が様々な観点で考え方を変えていくいい機会だと思う。これからやるべきことはハード面で言うと空き家をそのまま廃棄物にしてしまうのではなくて、再利用することだ。しかし先ほど言ったように施主側からすると家は新築で欲しいものなので、可能な限り使用感をなくすことは当然であろう。しかしいくら整備されていようと人の先入観はなかなか取り除けないものだ。以前誰かが使っていたという事実は変わらないのであるし。そこでソフト面の考えを持ち込むのである。最近コミュニティデザインという仕事や新しい仕事が建築界には出てきている。ジョンラスキンやウィリアムモリスなども取り組んでいたという仕事である。少し違うがアーノルドトゥインビーが中心だったセツルメント運動にも似たような、知識のある人がない人に対して精神的に働きかけるというもの。例えばお寺は普段一般人にはなかなか関わることのない場所となってしまっている。そこにある時間だけ椅子と机を持ち込み寺カフェという空間を作り出して人を集めコミュニティを発生させたり、デパートの中に市民スペースを作りコミュニティができたり。そこで共通の趣味の人と親交を深めたりと。そのような感じの行為である。これを住宅産業にどう持ち込むかというとこうだ。整備された住宅を売るのではなく、まずそこに泊まってもらうという行為をさせる。宣伝の仕方はホテルなどに似せればいい。泊まる方にその空き家だったところをホテル感覚で過ごさせるのだ。もし気に入れば1週間、2週間とのばしていって最終的にそこに住みたいとなればこの事業は成功である。もうこのようなプロセスを踏んで活動している人がいるかもしれないがまだ普及はしていないはずである。この業界のことを住んでもらう側にしっかり説明した上で実行していけばいいのではないだろうか。しかしここでまた問題。説明するときは簡単な言葉で。つまり知識を備えているこちら側からするとどうだすごいだろうという感覚で説明してしまうと思うので、小学1年生に算数を教えるのと同じ感覚で説明できるかどうかが鍵となってくると自分は思う。最近都会に疲れ地方でゆっくり過ごしたいという人も出てきている。情報は東京の方が得られるかもしれないがそこは一回切り捨てて、幸せを優先させよう。あと自分が最近気になるのが建築のあり方だ。かっこいい建物、綺麗な場所を作ることが目的になってはいないだろうか。もともとのプロセスは違うだろう。いかに人々の心を豊かにし、幸せを生むことができるだろうか。であると確か先生もおっしゃっていた。これはどんな椅子を設計するかではなく人間がどういう座り方をするか。という考え方に持っていくのと同じであろう。

さて自分がここまで書いてきたハード面とソフト面。一番難しいのはこの二つの考えを日本全国に広げないといけないこと。それから専門的な知識を持った人の教育。そして何より日本での仕事の形態が一番厄介である。それは分業である。デベロッパーと設計者が分担しているようにハード面とソフト面は分担してしまっていいのだろうか。全員に同じ考えをもってもらうためにはこの二つの仕事は1人でこなせた方がいいと自分は思う。かつてラスキンの時代もそこにたぶん頭を悩ませたのではないだろうか。一連した仕事を1人でやる。これにより責任感が増し、施主からの信頼感も増すだろう。これは個別の塾のイメージだろうか。お気に入りの先生がいて、勉強をするという目的に加えその先生に会って話す。それもまた人を寄せ付ける正当な理由ではないだろうか。ハード面ではいい人に出会えたのにソフト面ではなんかあんまり自分と合わないなぁみたいなことを防ぐためにもこの空き家を新築にする計画は専門家は1人で対応するべきだと思う。

次にホテル産業についてである。これから東京オリンピックで日本に来る人がかなり増えることが見込まれる。つまり滞在場所は必然的に増えていくはずである。しかし問題はその後である。東京オリンピックが終わったらどうなるか。そうオリンピックを見に来ていた外国人は自分の国に帰るであろう。そうするとホテルはまるで空き家のようになってしまう。さてどうしたものであろうか。ホテルを安いコストで仕上げるか。それは泊まる方に申し訳ない。ここで自分はこう考える。いいか悪いかは全くわからないが、日本人が普段住んでいる家をホテルとするのはどうだろうか。そうすれば言語の壁も越えたコミュニティができるのではないか。もちろんそのお金はその家が直接貰えば良い。民宿みたいなものになってくれることを望む。

以上のように少し曖昧な提案ではあるが、要するに自分が言いたいことは建築物によって人を集めたり幸せを生むのではなく、コミュニティによって幸せを生んでいったらどうかということだ。見えない情報化が進む中、ソフト面の強化がこれから大事になってくると思う。

 

2.上記に関連してあなたは社会にでてどんな職業でどんなことを目指したいと考えていますか?

そこで自分が何になってどのようなことをしたらいいかというと、個人的な最終的な目標はお金がたくさんある生活。そして日本ではなくイギリスのコッツウォルズで築200年以上の家に住むことである。教養を身につけ語学を身につけ文化の次元を知って生きていきたいと思う。そのために開発の仕事に関わりたいと思うが開発やお金のことだけ知っていても何にもならない。そこには住む人がいて、生活する人がいて必ず人間がいる。まずその人間、つまり現場にいる人間を体験してから開発部門にいきたいと思う。建物などのハード面をデザインするのではなくソフト面をデザインしていきたい。つまりおそらく日本にその形態の仕事は存在しない。少なくとも会社はない。この21世紀の世界に新しい仕事を作っていきたいと思う。それか海外で働き、知らないことを減らしていく。人間は忘却という機能を持ち合わせている。世界はどんどん進化しているように思えて繰り返しであったりする。それは忘れるということが人間に備わっているからではないかと思う。そのことに気づけば後は過去の偉人のやったことを理解し、真似し、追いつくことが今やることである。

 

3.2の将来目標のためにあなたは当面どんなことをしようとおもっていますか。

上記のこととつながって今自分がやることはお金の勉強。それから過去の良書を読み漁ることである。ラスキンの胡麻と百合には良書をよむことが大事と最初の章で書いてあった。良書をよんでまず過去の偉人と言われる人たちの考えていたことに追いつくことが目標である。最近読んだ良書はエドワードホールの書いたかくれた次元という本である。かくれた次元というのは文化の次元であり、これは人間が絶対に捨てることのできない本能みたいなものであって世界レベルで見たものである。この次元を自分はまだインプットしただけであり、実際に体験したことはない。なので行ける時に海外にできるだけ足を運び、語学の習得をし、自分の中にそのかくれた次元というのを植え付けていきたいと思う。夏には語学留学をさせてもらうことになった。自分の大好きなイギリスで。ジョンロブを買うことが目標であるが、建築物をたくさん訪れること、そして語学の習得もまた大事な目標である。建築はあらかじめ知識をつけていったほうが絶対にためになるのでそれも今やらなければならないことのひとつである。

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最後に最近の達成物を載せてみます笑